睡眠ネタではありませんが。

11月9日、山形市内のパレスグランデールにて山形県中小企業家同友会の第10回経営研究集会が開催されました。慶應義塾大学先端科学生命研究所の富田所長の講演との事で以前から非常に楽しみにしていました。

演目は「山形から日本を変える」 これだけ見ると現実味のない夢物語的な話と感じてしまいますが、お話しを伺うと一変、「こんなすごい事を鶴岡でしているのか!」とワクワク感が止まりません!

数々のセミナーや講演会に参加していますが、「感動」するのは極めて稀な事です。
同研究所では「鶴岡を学術文化都市にする」という思いのもと、12年間に渡り、世界が振り向くような研究を重ねています。私が感動したのは環境や設備ではなく、仕組みの部分。地元の高校生が仕事として最先端の研究に参加できる事や、その成果を発表できるサイエンスの甲子園と言われるバイオサミット研究発表会が毎年鶴岡で開催されている事、学力だけでなく人間性や研究成果で慶応に進学できるAO入試という方法がある事など、若い人がどんどん成長できる仕組みが出来上がっています。

また、その研究成果を生かしたベンチャー企業も数々輩出しており、嬉しい事に本社を鶴岡に構え、雇用まで創出している企業もあるとの事です。

「講演を聞いて楽しかった」で終わらないのが同友会の良い所。早速グループに分かれて討論会の開催です。
講演の感想から始まり、自社に落とし込むためのヒントを討論の中から探っていきます。

さて、この話を伺った経営者たちはどこにヒントを感じ、どのように実践していくのか。
「山形から世界を変える」事が夢ではないと感じた貴重な一日でした。