敷きふとんをブった切ってみた。
こんにちは睡眠屋の小寺です。
日頃から睡眠屋は、「学ぶ」事に時間を多く使っています。商品知識だけでなく、睡眠学や事業計画、改善案まで全員で話し合っています。お陰様で社内には多くの有資格者が在籍していたり、目標の共有が出来たりしています。
ですが最近、知識だけで頭でっかちになってしまい、専門的(ご立派)な知識が多く、お客様に基本的な事を分かりやすく伝えているだろうかと考える事があります。
例えば「敷きふとん」 仕入れをする際、上の写真のように商品についているタグでスペックを確認し、「いいな」と思えばメーカー担当者と交渉をします。その際、重さや組成値などの数値確認や感触は確かめますが、中身を見る事は一切ありません。(製品ですので当然ですね。実際お願いしても不可能です)
お客様に対しても数値や価格の説明が中心になってしまいがちになります。
…これでいいのだろうか。
で、思い切って敷き布団をバッサリと切ってみました。
見た目は予想通りでそんなに感動はありませんでした。全ての商品を確かめるわけにはいきませんが、見てみる事で数値に対する実際の量などの感覚を養う事が出来る様な気がします。きっと為になるはず。
まずは定価15,000円の敷きふとん。中綿の部分を指でつまんでみます。んん?こんなもん?思っていたよりも綿の量は少ないぞ!「羊毛敷きふとん」のハズなんだけど、羊毛より中芯の方が圧倒的に厚い。これで保温や調湿って大丈夫なんだろうか?なんか今まで平気で売っていたけど少し違和感を感じる。ってか15,000円クラスでこの量ってことは、それ以下の商品って機能的にどうなんだろう??
次に定価30,000円の敷きふとん。おお、これはたっぷり。これくらいあれば一日コップ1杯分の汗の吸収、発散や保温も心配なさそうです。体を支える中芯の部分もしっかりと厚みがあるので毎日使用しても大丈夫そうです。
ですが、残念な事にパッケージに入れると、どこが違うか分からないんですよね。おそらく10,000円以下の商品でも見た目は大差ないと思います。
でも、中身を見た事で、今までより伝わりやすい説明が出来るような気がします。
ふとんの中身を見て感じたこと。
・当たり前ですが、見た目は同じでも、価格には理由がある事。
・疑問に思った事は基礎的な事でもやってみる事でとても勉強になる事。
・お客様にスペックだけでない、より詳しい情報を伝えられるようになった事。
…本物のプロになるにはもっといろんな角度からの勉強が必要だなと感じました。
本日の教材費、定価で45,000円也。