何をかけて寝る?
未だ6月だというのに、連日夏に近いような気温で少し体がまいっています。
寒いのは服を重ねれば済みますけど、暑いのは脱ぐといっても限界がありますので調整が難しいんですよね。
もともと頑丈な方ではないので、近年の極端な気候はとても負担を感じます。
しかし! マイナスな事だけではありません。
このお天気で、当店の太陽光発電は月間の最高記録を更新しそうです!
今年で7年目になりますが、大きなトラブルもなく順調に発電してくれてます。
夏までの間はこれが一番の楽しみなんですよね。
こんにちは 睡眠屋の小寺ひろみです。
薄めの布団にしたのに、暑くて眠れないのはなぜ?
先日、とあるお客様が「羽毛布団が暑くて寝られない!」と来店されました。
暑くなってきたとはいえ、まだ私も羽毛布団を使っています。
話を聞いてみると、某量販店から購入した羽毛布団を掛けているとの事。
詳しくお話を伺うと、合掛けと肌掛けをボタンで合わせる2枚合わせタイプの羽毛布団のようです。
季節によって厚さを調整できるので、とても機能的な羽毛布団。
二枚を合わせたままご使用されているのかと思いきや、合掛け1枚でおやすみとの事。
なんで暑くて眠れないんだろう…。
不思議に思って、さらに詳しくお伺いしてみると、
どうやらお布団の生地に問題があるようです。
使用されている素材は、綿ではなくポリエステル。 しかも100%。
触った感じはなめらかで心地良いのですが、化学繊維ですので吸湿性・通気性に劣り、蒸れ感を感じやすくなります。
「冬は暖かく寝れているのに、この季節が不快でたまらない。」
まさに正直なご感想だなと感じました。
厚さだけではなく素材から考えてみる。
では、ムレを感じないこの時期に適した掛ふとんとはどんなものがあるのでしょうか。
ポイントをまとめるとこんな感じ
- 吸湿・発散の調湿性がしっかりしている
- ある程度の通気性を確保している
- かといって明け方はまだ寒いので、保温性がある
このポイントを満たすには、厚さの調整だけでは限界があるようです。
機能性でいったらコレで決まりですね。
こちらは「真綿(まわた)肌ふとん」。
中綿は絹のわたが入っていてある程度の厚みがあります。
調湿性、保温性にとても優れた繊維で、布団の中の湿気を上手に吸収・発散してくれるので気持ち良く眠れます。
絹(シルク)は肌に一番近い成分でできている繊維ですので、体に負担をかけない優しい繊維になります。
ただ、高級素材ゆえに少々お高いのが難点ですね。
そしてこれが、私一押しのウールの肌掛けです。
中綿がウール(羊毛)100%、表面も柔らかな綿ニット素材。
特殊なキルト加工が施されているので、身体に心地よくフィットします。
価格とのバランスも良く、当店でも一番人気の商品となっております。
ウールは”天然のエアコン”と言われる位に、身体に負担のかかる湿気を調整してくれます。
特にこれからの湿気で冷えを感じるような季節は、優しく身体を守ってくれるので冷え性の方にも好評を頂いております。
以外なのですが、蒸れ感を感じにくい為、夏でも足先までスッポリ掛けて寝ることができるんですよ。
寝苦しい時季を快適に過す為に、機能的な素材を選ぶ事も”エコ”に繋がると思います。
しっかりと睡眠をとる事は体調を維持する上で欠かせないポイントです。