あえて補充羽毛をして、
春・秋用の「合掛け」へリフォーム
千葉県八街市 Y様2019年4月 リフォーム
- サ イ ズ シングルからシングルへ
- 洗浄方法 プレミアムダウンウォッシュ
- 生 地 エントリー
- 補充羽毛 ハンガリーダック90% 300g
- 価 格 34,500円(税別)
品質ラベルも消えて見えない状態に
品質表示が消えてしまったラベル
お預かりした羽毛布団を拝見したところ、品質ラベルが消えて見えない状態になっておりました。
ご使用10年以上との事でしたのでよくある事なのですが、リフォームを依頼する際に、ランクが分からないのでお客様自身がご不安になるポイントでもあります。
ラベルの確認も致しますが、中の羽毛を実際に確認致しますので、お店的にはあまり影響のない部分になります。
補修された生地
衿元を中心に複数個所に大きな破れがあり、そのほとんどが丁寧に補修されておりました。
残念ながら破れた個所の羽毛は減っており、ボリュームも感じないくらいヘタっておりました。
それなりの吹き出しがあった事が伺えます。
どの位羽毛が減ってしまったかもリフォームのポイントになりそうです。
羽毛布団をひろげてみました
衿元のボリュームが無いのは分かりますが、全体的に見てもふくらみは足りないようです。
羽毛どうしが絡まりあうピリングでしたら、洗浄でなんとかなりますが、破損してファイバー化が多いようですと、吹き出しの事もありますので少し厄介な感じも。
洗浄の結果はどのようになるのでしょうか。
予想以上に羽毛が減る結果に…
羽毛を洗浄しますと、おおよそ30%程度減量するケースが多いのですが、残念ながら予感的中。
ファイバー化が多く、38%も減ってしまいました。
- 取り出し量 1,21kg(元量は1,3kg?)
- 洗浄後の残量 0,75kg(約38%の減量)
季節の変わり目に活躍する「合掛け」
減ってしまっとはいえ、合掛けは一般的に0,6kg~0,9kgでお作りする事が多いので、0,75kgは丁度良い量といえます。
そのままリフォームしても大丈夫なのですが、今回は約半分の300gを新品羽毛と入れ替える事にしました。
その理由は、
思い入れがあり今後も末永く使用したい
とのご希望があったからです。
入替えで余った羽毛は?
新品羽毛を入れた事で、しっかりとした合掛けに生まれ変わりました。
末永くご愛用頂けると思います。
入替えの際に余った羽毛300gは、そのままでは活かしようのない物になってしまいます。
この度は、丁度良い生地がありましたので、クッションに作り替えてお届けさせて頂きました。
お客様からのご感想
お世話になっております。
羽毛の種類等もわからずボロボロな状態にもかかわらず とても丁寧にご説明、ご提案くださりありがとうございました! 思い入れのあるものでしたので、また使えるようにリフォームしていただけて大変感激しております。
いままで合掛けの布団を持っていなかったのですが こんなに快適に眠れるのかと感動しております。
また機会がございましたら何卒よろしくお願い申し上げます。
この度は本当にありがとうございました。